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6月の旬野菜

毎月1つの野菜をとことん学び、とことん味わう
なにわの料理教室「健彩青果」
6月の旬野菜は「新じゃがいも」です。
新じゃがいも、という品種があるわけではなく、10~12月に植えて3~6月に収穫する、春穫りのジャガイモを言います。
品種は「ニシユタカ」が大半。名前から連想されるように、温暖な西日本でよく育つジャガイモです。
なのですが、
今日の大阪中央卸売市場では新メークインをよく見かけました。
IMG_6504
大阪の南の方でもじゃがいも(メークイン)が作られています。
サイズは大きいものばかりでした。
IMG_6507
こちらは長崎県産メークイン。サイズは「2S」。ちびっこの新じゃがいもは皮ごと扱うので、煮崩れしにくく、皮が薄いので、丸ごと煮込んだり、オーブンで焼いたり、蒸したり、揚げたり、味はもちろん、コロコロとした形も楽しめるお野菜です。
が、ここで注意していただきたい
メークインはニシユタカよりゆで崩れ(伝わります?)しやすく、ゆで加減の見極めが難しいです。ちょっと目を離すと、皮が割れて、芋部分がもろくなり、引き上げて切ってみると崩れてしまいます(写真左)。
メークニシ
ニシユタカはそんな心配無用。中の芋部分が柔らかくなりすぎても(あんまりそんなことにはなりませんが)、皮が割れることはほとんどなく、まん丸さは残ります(写真右)。
新じゃが丸ままゆでて、そのままで味わう場合、料理初心者にはニシユタカがお勧めです。
煮汁など、味のしみ込みはメークインのほうがいいです。馴れた方はぜひメークインで煮物を作ってみてください。
さて、これが浪速の食い味仕立てにどう変わるのでしょうか。
お楽しみに。

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