ブログ
水なす、どう食べる?
大阪は何を隠そう、なすの産地。
5月通常レッスンの主役としてご紹介した
千両なすもそうですが、大阪でした作られないなすとして有名なのが
水なすですよね。
大阪の方々は、スーパーで買ったり、いただいた場合、どんな調理をされますか?
今日は
水なすはどんな料理に向くのか?
ご説明したいと思います。
水なすは3〜12月まで実は出回っておりますが、大阪のスーパーでは4月より並び始めています。
もぎたてをぎゅーっと絞ると
水分がどんどん出てくるのが特徴です。
アクが少ないため、農作業中の水分補給になると、昔は水筒代わりに携帯していたという話もあります。
一番美味しい食べ方はぬか漬けです。
大阪の漬け物屋さんでは必ず売られています。
ぬかに入っている塩がちょうどよく水なすの水分を抜き、その隙間にぬかの旨味が入り込み、絶妙な美味しさなのです。
おすすめできない調理法
水なすの成分はほとんどが水分です。
その水分こそが宝物。
加熱すると、その水分が出てしまうため、濃い味付けで煮たり焼いたりするのは、私はもったいないと思います。
茄子の甘さや旨味を凝縮していただく、焼きなすはもちろん×。
他に、味噌炒めやステーキ状に切って焼いても、水がどんどん抜けてもったいないのと、水っぽい味わいでおすすめはできません。
ぬか漬けのように丸ごと漬け込むか、
切った瞬間に塩水に浸すか、
切った瞬間に衣をつけて、 天ぷらにするのがおすすめです。
素揚げは×です。なぜなら、水なすの水分が抜けてしまい、もったいないからです。
上記のように、衣をまとわせて、水分を逃がさず加熱することが重要です。
切ってすぐにサラダにしない
もしサラダにする場合、切ってすぐに使うのはおすすめできません。
なぜなら、切った瞬間に酸化し、黒くなるからです。
切ったら、1%の塩水(水200ccに塩小さじ1/4弱)に浸してからお使いください。
塩水に最低10分浸し、アクをある程度抜いてから、
ドレッシングに浸し、しっかりと味を染み込ませてからサラダとして盛り付けするのがおすすめです。
水なすは時間を置いて漬け込んだ方が、味が馴染んで美味しいのです。
となると、結局はぬか漬けが一番美味しい、ということになりますね^ ^
一緒に水なすのぬか漬けを作りませんか?
ぬか漬けはとっても作るのが難しい….。
けど、作ってみたい。
そんな方へ、半永久的に使える「Myぬか床」をお教えし、一緒にMyぬか床を作ります。
加えて、なすの麹漬け2種類も作ります。
レッスン詳細は↓↓
こちらの記事もおすすめ
-
野菜マニアック話
「炊き込みご飯」に芯が残るのはなぜ?失敗しないコツ3つ
米の収穫が各地で始まり、炊き込みご飯が食べたくなる時期ですね。 当料理教室の秋のレッスンでも必ず「炊き込みご飯」をお教えします。 炊き込みご飯は新米で作るものではなく、1年前に収穫した古米で作るのがおすすめです。 秋 […]
-
野菜マニアック話
豆と野菜のWパワー!エダマメを食べると元気になれる秘密!
別名「夏豆」とも呼ばれるいままさに旬の枝豆。 日本各地、あらゆるところで育てられていますが、 実はここ大阪は八尾市の名産品!!!! 5月末〜8月末までの、たった3ヶ月しか食べることができません。 まさに、大阪の宝!!!! […]
-
野菜マニアック話
高級サプリより優れモノ!ゴーヤの苦味をひも解く。
2020年7月7日になりました! 今月の料理教室は ゴーヤが主役のおばんざいを2品作ります。 詳細はこちら>> ゴーヤーの名産地「沖縄」では昔から蒸し暑さを乗り越えるために、普段の食事にゴーヤーを取り入れています。 先日 […]