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美肌に!むくみに!カボチャの健康効果と栄養を逃さず食べるコツ
8月もあっという間に最終日。
昨日は暑い夏の幕を下ろすかのような、大雨が降りました。
なんとなく「8月31日」と聞くと、「夏が終わるんだ!!!」という気になりませんか?
せっかく今日明日が土日なので、
この夏にやりたかったことをぜひやり尽くしたくなりますね。
さて、夏が旬の野菜といえば「ウリ系」。
スイカ、メロン、ゴーヤ、ズッキーニ、そして
カボチャ!
一般的には秋の味覚として、おかずやスイーツとして大活躍ですよね。
実は本来の旬は夏なんです。
採れたての国産カボチャは味がのっていません。
そこで、農家さんがキュアリング(追熟)という方法で寝かせて、旨味を甘みを増やして出荷します。
そうして、夏に収穫した国産カボチャは、7月〜10月によく出回るのです。
美味しい上に、実は女性にうれしい栄養素が豊富に入っているカボチャ。
今回は
健康効果と、栄養を逃さない調理のポイントを紹介します。
■ β-カロテンが美肌づくりをサポート
かぼちゃのオレンジ色を構成しているのは「β-カロテン」
β-カロテンは、緑黄色野菜に多く含まれる天然色素(カロテノイドという)の一種です。
体内に入ると小腸から吸収され、皮膚や粘膜の健康維持などに効果があるビタミンAに変化します。
抗酸化作用(アンチエイジング)など、有益な生理作用も期待できる成分です。
画像引用:https://cookpad.com/recipe/2940123
昔々、どんな美容雑誌でも特集された「ニンジンジュース」は
紫外線対策&肌のうるおいに効果的
ということで話題になりましたが、その効果効能の正体は βカロテンです。
肌にうるおいを与え、肌への色素沈着を抑制して明るい肌を保ち、さらにお通じを良くすることで美肌効果をもたらす
と、飲料メーカーもこぞって研究に励んでいるほどです。
さらに、皮膚を丈夫にし、コラーゲンの生成に不可欠なビタミンCもかぼちゃには含まれているので、女性は積極的に摂りたいですね!
■ 夏にありがたし、むくみ解消!
夏は冷房のあたり過ぎ、冷たい飲食物のとり過ぎから、水分を「出す」ことが滞る、むくみやすい季節です。
です。体内でむくみの原因となるナトリウムを上手に制御し、体の外へ排出してくれる役割がある成分があります。
それは、
ウリ系野菜の代表成分 カリウム
その上、
漢方薬の世界では、ウリ系野菜=利尿作用
とされています。
カリウムが豊富な上に、薬にもなる程の利尿作用の効果が高い野菜。
女性が好んで食べる理由は、
単に美味しいからではなく、体が無意識に欲しがるからなのかもしれません。
■ 栄養を逃さない調理ポイント
カボチャの中で栄養素が一番高い箇所は、実は皮の部分。
皮ごと柔らかく加熱して、油と一緒にとる
のがベストの食べ方です。
定番「カボチャの煮物」なら
ゴマをかけたり、煮干し出汁で煮付けると、脂質が加わります^ ^
なぜ「油と合わせる」のがいいのかというと…….
前出のβカロテンは油と相性が良く、油と合わせることで体への吸収力が高まるからです。
■ やっちゃだめ!な調理方法
カボチャの電子レンジ加熱はオススメしません
電子レンジでカボチャを加熱すると、
皮が硬く、口当たりが悪くなる
からです。
先日、試作でカボチャ調理をしていたら、
黄色い実は十分柔らかくなるのに、皮はなぜかしっとり柔らかくなりにくく、食べづらかったです。
せっかく美味しい味付けにしたのに、手軽さから電子レンジ調理を選ぶと、皮が硬くなり、完成度の低い料理になるのは避けたい….結局皮を削ることになりました。
栄養学的には残念な話です。
カボチャの栄養を丸ごと摂るには、鍋やフライパンでの調理が向いています。
煮物が定番ですが、先日斬新なカボチャレシピを公開しました!
■ 口内の水分を持って行かれる(><)!!嘆き防止のカボチャ料理
/
カボチャは食べると、
口の中の水分を取られる感じが嫌だ。
\
という生徒さんのお悩みを解消するために考えたレシピです^ ^ カボチャをつぶしながら、キュウリや鶏と一緒に食べることで、
「水分を取られる」感じはなくなります。
キュウリ&カボチャ、のダブルウリで、むくみ対策もバッチリですね。
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