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「炊き込みご飯」に芯が残るのはなぜ?失敗しないコツ3つ

米の収穫が各地で始まり、炊き込みご飯が食べたくなる時期ですね。
当料理教室の秋のレッスンでも必ず「炊き込みご飯」をお教えします。
炊き込みご飯は新米で作るものではなく、1年前に収穫した古米で作るのがおすすめです。
秋に炊き込みご飯を食べるのは、もしかしたら残っている古米をより美味しく食べるためなのでは??と思っております。
新米の季節に入り、新米をよく食べるようになると、そのおいしさに感動します。
残っている古米も1年前のものですし、劣化はしていませんが、やはり新米の柔らかくてフレッシュな味わいと比べると、古米は敬遠してしまいそうです。
そこで、新米に負けず劣らず、古米を使ってわざわざ作りたくなる炊き込みご飯を失敗させない、3つのコツをご紹介します。
炊き込みご飯作りで失敗したことはありますか?
レシピ通りに作ったのに、なぜか美味しく仕上がっていない
例えば、
▶️芯が残ってた
▶️べちゃべちゃ
▶️味や硬さがまばら
料理教室を開催している経験上、失敗トップ3はこちらです。
この3つの原因は
▶️芯まで吸水できていない
▶️水分量が間違ってる
▶️具材を混ぜて炊いている
原因がわかると、成功への道は近いです。
美味しい炊き込みご飯の条件は
芯まで柔らかく味が染み込み、
お米1粒1粒がはっきりして、
具材が邪魔せず米が主役になっていること
原因がわかり、ゴールのイメージができました。
それでは美味しい炊き込みご飯を作る3つのコツを具体的にご紹介します。
洗ったらザルに広げる
米は調味料が混じった水をなかなか吸うことはできません。
炊き込みご飯に使う米は洗ったら吸水させることが大前提です。
その吸水方法、どうされていますか?たっぷりの水に浸してませんか?
たっぷりの水に浸したままだと、米が水を吸いすぎてもろくなり、米が割れます。米が割れてしまったまま、そのお米を炊いてしまうと、ベタベタしたご飯に仕上がります。
お米1粒1粒がはっきりした、弾力と食感がちゃんとあるご飯になりません。
実はお米は洗った後、表面にまとった水分を吸収させるだけで十分です。
しかも、吸水したお米はもろくなるので、洗った後はザルにあげて、
中心を窪ませ、なだらかな斜面を作ります。
ザルにドサっと入れるだけより、斜面を作りながら薄く広げることで、米同士の重みで米が破れないようにします。
炊飯器の目盛りを意識
炊飯器の内釜に吸水した米を入れ、水分を目盛りまで注ぎます。
水分の入れ方に気をつけてください。
目盛りまで水を入れてから、調味料を入れていませんか?
そうすると、水分がメモリより上になってしまい、水分過多でお米がべちゃべちゃに炊き上がってしまいます。
まずは調味料、そして水の順に目盛りまで注いでください。
最後に具を上にのせる
炊飯器の内釜に米、調味料、水を入れて、最後に具をのせ、すぐにフタをして炊飯スイッチを押して炊きます。
具は最後にのせるだけです。
具と米、均一に混ざっていた方が美味しい気がして、具を入れてから、混ぜたくなる気持ちはわかります。
しかし、混ぜてしまうと火の通りがまばらになります。お米が硬かったり柔らかかったり、具も味が染みていたり染みていなかったり、まばらに仕上がります。
具は最後にのせるだけ、必ず守ってください。
いかがでしたか?
炊き込みご飯のレシピには「お米の吸水方法」「調味料が先」「具は混ぜない」など、コツの細かい指示は書いてないことが多いと思います。
ぜひ3つのコツを守って、最高に美味しい炊き込みご飯を作ってください。
おばんざいレッスンでは、秋になると必ず「炊き込みご飯」をお教えします。
▶️炊き込みご飯を作ったことがない
▶️実際に手取り足取り教えてもらいたい
▶️もっと美味しく作るコツを教えて欲しい
など、美味しい炊き込みご飯を自分の手で作ってみたい方のために極上の炊き込みご飯レシピやコツをお教えします。
秋になると食べたくなる「炊き込みご飯」、ぜひ作りにきてくださいね。
おばんざい初級レッスン詳細
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所要時間2時間。
旬野菜の基本調理と栄養学を学び、その旬野菜をより美味しく健康的に食べられる「おばんざい」を作ってお持ち帰りするレッスンです。
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