レシピ
A:ピーマンって何か料理ある??
B:うーん、肉詰めしかないかな?
A:そやな〜安く売ってても、買えへんわ〜
以前こんなやりとりをスーパーマーケットで聞いたことがあります。
とっても残念。
独特の味や香りから苦手な野菜として名高いピーマンですが、
ピーマンの旬は今!!
この時期のピーマンは一番味が濃く、
苦さもありますが、甘さもあるので、今の時期は特に食べやすいです。
そして、夏の疲れをとる重要な成分がたっぷり詰まっています。
今回はこの苦さと、旬の美味しさをより楽しめるおかずをご用意しました^ ^
ピーマンと重ね豚の黒酢あんかけ
ピーマンの独特のにおいを構成する「ピラジン」は
種に特に多く、血行促進作用があり、体の疲れが取れやすくなります。
そこで、今回は種も食べられるように、ピーマンを丸ごと焼いて使います。
意外と、種も、ワタも、ヘタも食べられることにびっくりします。
種も、ワタも、ヘタも入っていると男性にはたまに不評ですが、
「ピラジン」には薄毛解消効果もある、と告げると食べたりします^ ^
ぜひ試してみてください。
■材料(2人分)■
ピーマン 4個(1袋)
ブナシメジ 1袋(100g), 薄口しょうゆ 小さじ1
豚切り落とし肉 200g(薄切り肉可)
小麦粉 大さじ2〜, ゴマ油 小さじ1
a(薄口しょうゆ・砂糖・黒酢 各大さじ1)
※黒酢は米酢、穀物酢でも代用できます。
■作り方■
1.野菜を切ってグリルで焼く
ブナシメジは石づきを取って、食べやすく分け、広げたアルミホイルにのせる。
魚焼きグリル(またはトースター)に丸ごとのピーマン、ブナシメジをアルミホイルごと入れ、5分焼く。
途中、蓋を開けて、ブナシメジに薄口しょうゆ(小さじ1)をかける。
2.豚肉を下処理して、焼く
豚肉は4枚ずつ重ね、小麦粉を両面にはたく。
薄切り肉を使う場合は、食べやすい大きさに切る。
重ねることでボリュームが出ます
フライパンにごま油を熱し、豚肉を広げる。
2分焼いて、aの中の砂糖を振りかける。
裏返して1分焼き、残りの薄口しょうゆと酢をまわしかけ、とろみが出るまで焼く。
3.盛り付け
ピーマンは縦半分に切る。
器に野菜と肉を盛り付け、フライパンに残ったあんを全体にまわしかける。
■備考■
ピーマンとブナシメジはグリルで焼くことで、油を使う量が減ります。
また、ブナシメジの味が凝縮するので、旨味が濃くなります。特徴的なきのこ臭を隠すために、薄口しょうゆをまわしかけて、グリルで焼いています。
4人分で作りたい場合は、
豚肉とaの量を2倍にしてください。
■段取りポイント■
野菜をグリルで焼いている間に、「豚肉の下処理〜焼く」作業をしてください。
■ピーマンの栄養について■
あのニガ〜イ味の正体は
◎渋みを構成する「クエルシトリン」
(高血圧抑制・抗うつ効果・中性脂肪の上昇抑制、血行促進などの効果)
◎独特のにおいを構成する「ピラジン」
(血行促進効果)
この2つが合わさることで感じる味です。
いわゆるポリフェノールで、子供が苦手な苦い味!
子供にはまだポリフェノールは大人ほど必要ないので、本能として子供は食べるのを嫌がります。
大人になると苦い味が好きになるのは、体が欲しているからです。
実はこのクエシトリンとピラジンは、
タネとワタに多く含まれています。
“゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:
野菜の『本当の旬』を知り、
季節の訪れを楽しみながら、
最短ルートで和食が得意になる
なにわの料理教室 osakafoodstyle
今月も、お待ちしております^^