レシピ
日本料理には「射込み」という料理があります。
大根、ニンジン、ゴボウ、ちくわ、厚揚げ、そして今回お伝えする高野豆腐など、中をくり抜いたりして穴を開け、そこにエビや肉など別の詰め物をして作ります。
弓道の「射込み」からきた言葉で、一つの的に対して、多数の射手が矢を射こむことを言います。
ちくわキュウリや、ピーマンの肉詰めも、「射込み」の一種になりますね(・o・)
名前が変わると、手軽なお弁当おかずも立派に感じます♪
さて、私は射込み=高野豆腐と思い込んでいました。
ベージュ色の高野豆腐の中に色が入ると、こども心に「おお〜!」と感動してパクパク食べたことを思い出します。
高野豆腐は日本が誇る立派な伝統食材ですが、なかなか気軽に使う方も少なくなりました。
上品な出汁とともに、丁寧に煮る必要がある!と思い込みからでしょうか?
子供にあまり人気がない(失礼!)メニューだからでしょうか?
肉を詰めると、どの世代にも食べやすく、
ボリュームも出てます。
動物性&植物性、2つのタンパク質を同時に取れるので、栄養満点です^ ^
今回はもう旬の名残に入り、少々細くて筋もはっきりしてきたアスパラガスとニンジンとともに作りました。
健康を気にする方、和食好きの方におすすめです^ ^
■材料(2~4人分)■
鶏ひき肉 150g,
アスパラガス 1束(100g)
ニンジン 1/2本
昆布 3g,
=a=
片栗粉・みそ・酒 各大さじ1
=b=
薄口しょうゆ・砂糖 各大さじ1.5
みりん・酒 各大さじ1
=水溶き片栗粉=
片栗粉 小さじ2,
水 大さじ1
■作り方■
1.
鍋に熱湯300cc強を沸かし、火を消して、昆布を入れてフタをしておく。
(15分後に昆布だしの完成)
高野豆腐はたっぷりのぬるま湯に浸して、5分置き、手で挟んでしっかり水気をとる。
(握るように水気を絞ると、高野豆腐が切れる)
半分に切り、切り口から厚みの半分に切り込みを入れ、角まで切り込みを入れて袋状にする。
2.
=野菜の準備=
ニンジンは半分をみじん切りにし、残りを長さ4cmの棒状に切る。
アスパラガスは穂先4cm分を切り、取っておく。
下5cmの皮をピーラでぐるりとむく。その半量を薄い輪切り、残りは4cm長さに切る。
=詰め物を作る=
ボウルに鶏ひき肉とaを入れ、しっかり混ぜる。細かく切った方のニンジンとアスパラガスを入れ、しっかり混ぜる。
3.
=詰め物をする=
2.の詰め物を8等分する。高野豆腐の奥まで詰める。表面に出たら、もっこりなるように詰める。
=煮る=
1.の鍋を開け、昆布を端に寄せ、bを注ぎ、詰め口が上になるように高野豆腐を詰める。
隙間に棒状のニンジン、穂先以外のアスパラガスを入れ、落し蓋をして強火にかける。
煮立ったら、弱めの中火に落として、15分煮る。火を止めて、そのまま味を含ませる。
4.
食べる直前に煮汁を残して、器によそう。
アスパラガスの穂先を入れ、再び加熱し、水溶き片栗粉でとろみをつけ、高野豆腐の上にかける。
■備考■
ニンジン、アスパラガスを肉だねに混ぜずに作っても構いません。
その場合は、全てを4cm長さに入れ、初めから一緒に煮込んでください。
■+αの調理術■
高野豆腐の煮汁は「しっかり甘い」のが一般的です。
今回は肉だねに味噌味をしっかりつけたので、糖質の量を減らせました。
アスパラガスの代わりに、椎茸を代わりに使うのもおすすめです。
“゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:
\\読むだけで、野菜の旬が身につくLINEメッセージが受け取れる//