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調理時間 25分(煮込み時間15分込み)

たまに無性に食べたくなる、天津飯。
関西では「天津飯」と呼ばれていますが、関東では「天津丼」らしいです。

さて。以外にも今日は中華レシピのご紹介ですが、
osakafoodstyleで提案している和食以外の料理は、その原点はしっかり押さえて、なにわ風にアレンジを加えています。

なにわ風とは
・素材の味(個性)が第一
・昆布だしと薄口しょうゆを使い、旨味(出汁)を効かせたまったり味
・白ごはんに合う

上記のルールを守った上で、中華を作る場合は「オイスターソース」を使っています。

オイスターソース&薄口しょうゆ

で作る、なにわの中華をぜひご堪能ください。

~なにわ風あんかけ天津飯~

■材料(2人分)■
卵(L) 3個, カニ缶(小) 1個, 酒 大さじ1, 塩 小さじ1/4
玉ねぎ 1/2個(100g), 芽ヒジキ(乾) 2g, 
a(昆布だし 200cc, 薄口しょうゆ・酢・砂糖 各大さじ1, ごま油・オイスターソース 各小さじ1)
水溶き片栗粉 大さじ3(片栗粉:水=大さじ1:大さじ2)
温かいご飯 300g(茶碗2杯分)

■作り方■
1.=食材の下処理=
ボウルに卵を割りほぐし、カニ缶の中身、酒、塩を加え混ぜ、卵液を作る。
玉ネギは縦に繊維に沿って、薄切りにする。
ヒジキはたっぷりの水で戻し、しっかり水気を切る。
温かいご飯を大皿によそう。
2.
フライパンに油を熱し、中火で玉ねぎとヒジキを炒める。1.の卵液を流し入れ、ヘラで手早く混ぜ、半熟状になったら裏返して両面焼いて、ご飯にのせる。
3.
鍋にaを煮立て、水溶き片栗粉を加えて、均一なとろみをつけ、2.の上にかける。

■備考■
卵液を注いだら、ゆっくり大きく4〜5回混ぜて、空気を入れながら加熱します。卵をふわっと仕上げるために、必要な工程です。

中華料理にはとりガラスープが必須ですが、化学調味料不使用で、昆布だしベースの中華を作る!と決めてレシピを考えました。

試行錯誤の末、広東料理によく使われているオイスターソースと昆布だしの相性は見事によく、今ではオイスターソースは”なにわ料理レシピ”には欠かせない存在です。

オイスターソースには昆布同様、旨味成分の「グルタミン酸」が多く、また主材料・牡蠣には旨味成分「コハク酸」が含まれており、とりがらスープに頼らなくてもいいのです。

食べるほどに美味しさを感じ、
食べ終わると恋しくなる“あとを惹く”味に仕立てるために、ふさわしい調味料です。

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\6年間で4〜84歳まで 1500人以上指導/

MBS「ちちんぷいぷい」宇都宮まきさん指導
FMCOCOLO「SATURDAY AFTERNOON DELIGHT」レギュラー出演

やさい料理研究家 大畑ちつる

大阪出身。管理栄養士。
大学を入学を機に、上京。東京と大阪の料理の違いに驚き、大阪の食文化や栄養教育を研究すべく大阪市立大学大学院に入学。修了後は大阪市中央卸売市場に勤務し、野菜と果物に関するあらゆる知識を習得し、独立。世界で唯一、旬野菜と出汁に特化した「関西仕立ての和食(なにわ料理)」を教える「なにわの料理教室 健彩青果」を主宰し、2019年3月より屋号を「osakafoodstyle」に変更する。

テレビ出演やコラム執筆等、多方面に活動中。

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